大学を卒業して、いらない教科書・専門書をブックオフに売ることは誰しも一度検討するはずです。
書籍・DVD・CD・ゲームいろいろ買取できるし、中古買取の業界最大手ということでブックオフを選びたくなる気持ちはわかりますが、少し思いとどまってください。
査定に出してみるだけであれば構いませんが、そのまま買取してもらうのはやめたほうがいいというのが私の考えです。
この記事では、「ブックオフで教科書・専門書の買取はやめたほうがいい」という理由を3つ紹介します。
ブックオフに買取出さない方がいい本の種類
- 教科書
- 参考書
- 専門書
- 医学書
買取価格が安い
「ブックオフで100冊買取してもらって100円もいかなかった」
「ブックオフは、廃品回収所だ」
など、ブックオフの買取価格は安いとよく言われます。では、ブックオフの買取価格はなぜ安いのか。
一番の理由は、「運営コスト」がかかるからです。
店舗運営で全国展開しているブックオフは、店舗の賃料や、社員・アルバイトの人件費などの莫大な費用がかかっています。しかし、古本1冊あたりの利益は非常に少なく、賃料・人件費を賄うのは非常に厳しい状況です。
それに加えて、フリマアプリ、せどり、電子書籍、ネット買取などなど、ブックオフの業績不振に影響する要素がたくさん出てきてしまったため、とうとう2016年にはブックオフの営業利益が赤字に転落してしまいました。
中古本販売チェーンという新業態を日本で確立した、ブックオフコーポレーション。一世を風靡した同社が、2016年3月期に営業利益で1.5億円の赤字に陥ることになった。営業赤字となるのは、2004年の上場以来、初めてのことだ。
参考:https://toyokeizai.net/articles/-/111066
そのような状況で、高額査定してもらうのも難しく、なるべく安く買い取ってもらい高く売るという現状になっています。
書き込みがある本は買取してもらえない
ブックオフの買取で重要なのは、本の状態です。
そのため、書き込みやマーカーがある本は買取できないというルールになっています。
参考書、辞書もお売り頂くことができます。ただし発刊年月日、本の状態によってお売り頂けない場合がございます。また、書き込みやマーカー等がある場合もお売り頂けません。
参考:https://www.bookoff.co.jp/qa/faq.html
買取できない商品は持ち帰るか、ブックオフで無料で引き取りという形で処分することになりますが、状態が悪い本が100円コーナーに並んでいるのを見たことがあるかと思います。
つまり、ブックオフは無料で引き取って販売しているということになります。
教科書・専門書の査定が得意でない
ブックオフが主に買取しているのは、教科書・専門書ではなく漫画本や文庫本です。
そのような漫画本・文庫本の買取価格がどう決まっているかというと、発売日からどれぐらいの期間が経っているかです。
確かに、ワンピースの1巻の買取価格は安く、最新刊は高いですが、教科書・専門書の査定の重要さは発売日ではありません。
しかし、教科書・専門書で査定額で重要なのは、「最新版であるか」です。
教科書・専門書は、数年に1回改定されるので、他の本と比べれば本の価値は比較的長いです。5年前の本でもその本が最新版であれば本来価値がある本であるはずなのですが、ブックオフで売った場合、経過年数で価格が決まってしまうため査定額が比較的低くなってしまいます。
教科書・専門書は買取してもらった方が圧倒的にお得
以上の通り、ブックオフは、
- 買取価格が安い
- 書き込みは買取できない
- 教科書・専門書の査定が得意ではない
という理由のため買取価格が低くなってしまいます。それであれば、買取価格が高く、書き込みがあっても買取可能で、教科書・専門書の査定をメインにしている買取サイトで買取してもらえばいいわけです。
そのサイトが専門書アカデミーになります。